介護をしていて困っちゃって…
こんな時どうすればいい?
いつもどうしてるか、わからなくて…
介護にまつわる相談の中には、実際に始まってみてわかることもたくさんあります。
情報が溢れるこの世の中。検索すれば、大抵のことはなんとなく答えがわかることも多いですよね。
でも、介護は人と人との関わりで成立するもの。教科書通りには、なかなか進みません。
困りごととして相談の多い、介護の話を本日はお届けします。
それは、「爪」
爪の手入れは皆さまどうされていますか?
加齢と共に、爪も乾燥や白癬菌の感染や変形、爪だけでなく外反母趾や関節の変形、膝や腰の痛みが出てきて歩行バランスが崩れることも少なくありません。
色々なところに不調が出てくると、爪は後回しにされがちです。
実際、私が訪問していた利用者さんで、魔女の爪のようにくるっと巻いて5cm以上伸びていた人がいました。
「自分で切るのも大変だし、もうどうでも良くなった」と話されていました。足の爪は特に屈まないと切れないため、足腰に痛みがあると切ることが難しいです。実際、私も妊娠中、臨月の時は靴下すら履けませんでしたが、今思うと、同じ状況だなぁと懐かしく思います。
そこで、皆さんどうされているのか?
足の爪は皮膚科で切ってもらうという方もいらっしゃいますが、介護サービスとしては、訪問看護で対応できます。
医療行為ではないですが、切りにくい爪というものがあり、皮膚を傷つけてしまって出血することもあります。
そのため、ヘルパーさんは対応していないことが多いです。
ご家族で対応して頂くにしても、人の爪って切ったことない人には結構怖いという方が多いです。
そこで、おすすめなのが、やすりをかけて削ることと、保湿です。
具体的は手順を少しまとめてみます。
【爪切りケアの手順】
① まずは温める
爪切りの前に、温める
爪切りの前に足湯をすると、爪が柔らかくなって整えやすいです。そして足湯の中に数滴アロマを入れると、リラックス効果があり心が穏やかになります。おすすめは、ラベンダー。他にもご自身で好みのオイルがあればぜひ入れてみてください。
② 爪やすりを使う
爪のやすり
ネイルケア用品が充実してきていますので、爪切りで切るよりやすりをかけて短くすると綺麗に形が整います。
一度にたくさん短くしようとせずに、少しずつ削ると時間も負担も軽減します。
③ 仕上げはオイルで保湿
仕上げは爪の保湿。
白癬菌(水虫)がある場合には、乾燥した爪に広がっていきます。
そのため、日頃から入浴後や爪切り前後で保湿をすることにより乾燥を予防し、水虫の悪化も防ぎます。
保湿は、断然オイル系を推奨します。
油分を爪が吸収することにより、菌から守ってくれます。お風呂の後、寝る前、爪に保湿をお試しください。
裏技!
実は爪を切る前に保湿をすると、乾燥による割れが少なくなります。
爪を温める→オイルで保湿→やすりで整える→オイルで保湿
ぜひ、お試しください!