在宅介護は大変、辛い、しんどい。
介護の相談を受けることが多く、記事として残そうと思いnoteを始めました。
どんな人でも年を重ねると、皮膚の乾燥が目立ってきます。
皮膚の乾燥が強くなると、傷ができやすくなることは以前記事にしました。
足のトラブルで多いのは、実は「かかとのガサガサ」です。
今回は、かかとのガサガサ問題を解説していきます。
なんでガサガサ?
かかとのガサガサの原因は色々あります。
もちろん、乾燥もありますが、結構多いのが水虫です。
かかとが気になる方の爪を見ると、爪や足の指の間が水虫になっている人をよく見かけます。
皮膚科や往診の医師に相談し、処方された塗り薬や飲み薬を内服することは効果があります。
ただ、日頃のケアも非常に重要で、治療と合わせて清潔にすることと、皮膚の変化に注意して足全体を観察することがポイントです。
また、冬になると足元の冷えがあるため、靴下を履いて寝る方がいらっしゃいますが、実は靴下の摩擦で皮膚が乾燥してしまうこともあります。
足のためにできること
そこで、日頃からできることをご紹介!
まずは、入浴時には指の間や踵まで綺麗に洗うこと。
石鹸でゴシゴシしなくとも、優しく擦るだけでも違います。
また、入浴後はきちんと水分を拭き取ることが重要です。水分が残っているまま靴下を履いてしまうと、蒸れの原因になります。
そして、最後に保湿!
水虫の薬を塗る場合は、きちんと毎日塗ることを忘れずに。
これが一番、難しいかもしれませんね。
忙しいとつい忘れてしまったり、面倒で塗らなくなってしまう方も多いです。
介護サービスの中で入浴をされている方は、ぜひお風呂上がりにして欲しいこととして、施設やケアマネージャーさんに相談してみてください。
デイサービスやヘルパーさんでも対応してくださる場合がほとんどです。
水虫の診断はなくとも、かかとのガサガサが気になる方。
市販薬でも多く発売されていますので、ぜひお試しください。
足が綺麗になるとどうなる??
かかとが綺麗になるとどうなるか?
見た目だけでなく、ガサガサはひどくなると切れてしまう傷になります。
足の調子が悪いと、靴を履くことや動くことが嫌になり、生活の動きに支障が出てきます。
そうなると、生活の中でお手伝いする場面が増え、介護度が上がってしまうケースもありました。
また、糖尿病がある方にとって傷は致命的になります。
ひどいと足の切断になってしまう足壊疽(あしえそ)は糖尿病の有名な合併症です。
なるべく自分の足で歩いたり、やりたいことを自分できるためにも、足を健康に保つことは非常に重要です。
少しでも元気な時間が長くなるように、足は大切にしていきましょう!